年末年始は旅行をしながら、今年をどんな年にしようか考えていた。
エンジニアとしてどんなものが作りたいか、
属性をまっさらにしてどんな人間になりたいか、
じっくり考える時間を作ることができた。
旅のお供に落合陽一の「魔法の世紀」と「デジタルネイチャー」を連れて行った。
「魔法の世紀」は完読して、「デジタルネイチャー」には手をつけなかった。
「魔法の世紀」では落合陽一が掲げるデジタルネイチャー、これまでのデジタル史を振り返りながら、落合氏が掲げるデジタルネイチャー(物質と情報のインターフェースの拡大?)みたいなマニフェストについて語られていた。
我ながら良い選書だった。
この本も読みながら、私が辿り着いた今年のマニフェストは、自分の好奇心に従いながら、多くのことを広く深く経験して、自分の興味関心の解像度を上げることにした。
平凡な目標かもしれないが、落合氏もデジタルネイチャーみたいな立派なマニフェストが見つかるまでは、自分の好奇心に素直に向き合いながら、いろんな研究に没頭したり、勉強をして、目指す世界像の解像度をあげたらしい。
落合氏は13ぐらいの頃から研究したりしてたらしい。俺はつい最近までゲームして寝てぼんやり生きてきたから、俺にとってのスタートは22歳。10年くらいのdisadvantageがあるわけだ。彼がデジタルネイチャーを考えたのは25歳くらい(知らない)?大成するのに13年くらいかかるわけだな。
今は生成AIだったり、いろんな生産性向上ツールがあるから10年以内には同じような風景に辿り着けるんじゃないかな。
俺は研究者じゃないけど、自分の好奇心に従いながら、実現したい世界像を練り上げて、それに向かって進むのはどんな属性であろうと一緒だろう。
あまり長期的な保身をせずに、自分のやりたいことに耳を傾けながら、面白いものをたくさん作りたい。